RIFA > 過去活動のようす > 〜世界と出会う玉手箱 ネパール編〜

2011年2月27日(日) コミュニティセンター大宝東
共催:JICA大阪国際センター
今回の「世界と出会う玉手箱 ネパール編」では“文字が読めないって、どういうこと?”を、
ワークショップを通して体験し、ネパールのタルー族の事を教えてもらいました。

講師紹介



左近健一郎(さこんけんいちろう)さんは、青年海外協力隊員としてネパールで2年間活動。その後、ネパール・タルー族の村で20年間識字教育の支援を続けておらます。

ネパールはヒマラヤを望む場所にあるので寒い地方だと思われがちですが、実は沖縄と同じくらい暑いそうで、左近さんの身に着けている「ネパールの正装」も涼しげな生地でできています。



文字が読めないと、買い物の時に、お釣りや値段をごまかされたり、騙されたりすることがあります。
また、薬を飲むときなどは何の薬なのか、どのくらい飲むのかさえわかりません。
さらに、ラベルの文字がわからないと、ペットボトルに入っているものが、飲み水なのか農薬なのかわからず、命にかかわるようなことさえあります。
たとえ文字が読めても、知らない外国語になると、とたんにわからなくなり、困るのは同じ事なのです。

ワークショップ


誕生日はいつ?

自分の誕生日を声は出さずに、ジェスチャーだけで相手に伝え、1月から順に並びます。

これだけでも一苦労 (^_^;)

ここは、何色?

Glocal net Shiga制作のゲーム
外国の言葉で色が書いてあります。ます目に番号を割り当て、指定の色を塗っていきます。


会場のあちこちに貼られた「外国語の色の表」を見つけ、プリントに書いてある色を見つけます!


塗っていくと・・・ こんな絵が浮かび上がります。


ネパール・タルー族の村について

左近先生が、
学校見学に行くよと連絡して向かったら、
みんなきれいな洋服に身を包んでお出迎え。

若くで結婚したり、働いたりすることで、学校に行けず、文字を覚えるチャンスがなかった人たちが、今、少しずつ覚えることで、「買い物でだまされない」「子どもに薬を正しく与えることができる」とがんばっているそうです。

水汲みは女性や子供の仕事で、毎日、30分〜2時間くらい遠くまで水を汲みに行きます。
頭の上に小さなクッションを敷いて水がめを乗せ、
写真の水がめは「子供用」で大人用はこれの倍ほどもあるとか。

子供は持つのがやっと・・・ 大人でも、とても重たくて大変です。
頭の上に水がめを乗せるので、バランスを取るために必然的に背筋が伸び、
タルー族では、お年寄りの女性も背筋が“ピン”としています!


←これは「ドッコ」と言って、水がめはもちろん
焚き木などの荷物を運ぶ時にも使います。

有名なヒマラヤのシェルパ族が荷物を運ぶ時も
同じ様にして運ぶそうです。


          これは、何でしょうか?
                  ↓
実は、「ツレシー」という包丁です。
動物が座っているような形をしていますが、
背中の部分を足で踏んで、首の所で切ります。
押して切るのでまな板が要りません。

この地方は、「押して切る」文化圏に
属するそうです。


←左近先生が持っているのは「うちわ」

タルー族の人はとってもお喋り好きで、時間があると
何人か集まって色々な事を語り合います。

柄の部分を持って“くるくる”回して、自分だけではなく、
みんなに風を送ります。疲れたら次の人にバトンタッチ!

いつまでも話は尽きないようです・・・

アンケート

・ ネパールの人たちは、「動物の命を頂いて私たちは生きているということを知っている」というお話が
  とても良かったです。

・ 先生は、ネパールと20年以上のおつきあいということで、ネパールの現実、いろんなお話、
  いろんな道具が見られておもしろかった。

・ 先生に、小学校でも講演してほしいなぁと思いました。
  わかりやすく大切なことも教えていただき、良かったです。
  子どもたちの心の中に残ればいいと思いました。

・ ゲームは、いろんな文字に触れられ、楽しかったです。

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